1日3食、日本人であれば食事の際に必ずと使うといっても過言ではないのが、このお箸です。
お箸の起源は、人々が火を用いるようになる頃まで遡ります。火を用いることができるようになって、人は火を用いで調理をすることができるようになったため、熱い食べ物という概念が発生し、熱い食べ物を食べるために木の枝をおったり、削ったりして箸のようなものを使い始めたと言われています。
日本でも「古事記」や「日本書紀」に箸に関する内容があり、4世紀から7世紀に箸が中国から伝わったと言われています。
そんな箸ですが、良くプレゼントに贈られます。理由としては、軽くて嵩張らないため、もらった人が持ち帰りやすいということと、お箸は食事の時に必ず使うため、生活必需品として重用されることが挙げられます。
プレゼントに贈られるシーンですが、一番多いのが、結婚祝いです。
お箸は、2本で1つであり、どちらかが欠けても利用することができないものであり、そのことが、お互いがお互いを支え合い補い合う存在の象徴とされてきました。そのため、夫婦円満の願いをこめて、プレゼントとして贈られるようになってきました。また、食べることに困らないことと、いつまでもおいしく食べることができることを祈願する意味もあるそうです。
このような幸せの象徴ともいえるお箸ですが、以下の観点から選ぶと良いようです。
1.お箸の長さ:正式には、聞き手の親指と人差し指で直角のVの字を作り、指先同士の長さを測って、その長さの1.5倍の長さが、その人に合うような箸を選んであげるのが一つの目安のようです。体が大きい人でも手の小さい人もいますし、逆もまた然りなので、プレゼントとして選ぶ場合は、贈る人が男性であれば、男性用を、女性であれば女性用のものを贈れば良いと思います。ペアで贈る場合は、そのようなペアセットで売っているものがありますので、セットのものを選べば良いと思います。
2.お箸の太さ:細いものから太いものまで、色々なものがあり、よく言われるのが、細いものを魚を食べたりする用だったり、太いものは手が大きい人用だったりと、用途によった太さ選びの基準があるのですが、極端に細いものや太いものを選ばなければ、どれを選んでも良いと思います(無難にスタンダードを選ぶと良いです)。
3.箸先の形:箸先には、色々な形があって、丸形や四角形、溝があったりするものと色々あります。掴みにくいものを掴んだり、麺や長芋のようにヌルッとした食べ物を食べるときに便利なように、滑らないようになっているものを選んであげると良いかもしれません。実用性よりも見た目重視のプレゼントであれば、艶やかなものを選んであげると良いのではないか
4.箸の仕上げ:贈り物の定番としては、漆を綺麗に塗った塗り箸です。漆を塗ると、表面が艶やかで美しいフォルムになるのですが、食べ物が滑るため、お箸の持ち方や使い方がよくないと使いづらい箸となってしまいます。とはいえ、漆には箸を汚れにくいようにして、丈夫にする効果があるので、長く使ってもらえるプレゼントとしては良いものであると言えます。一方で、木箸とは、木のぬくもりを生かした箸で、木のザラザラ感もしっかりと残した仕上げとなっています。その仕上げから、塗り箸に比べ滑りにくいというメリットがあるのですが、しかし、塗り箸に比べると、何回も使っていくうちに劣化していくことがデメリットです。管理人は、あまり箸を使うことが得意でないということもあって、食べ物がすべりにくい木箸を使うことの方が好きです。
5.お箸の重さ:お箸の重さは、好みや使用するシーンによって、さまざまだと思います。男性であれば、重めのものを、女性であれば、、軽めのものを選ぶと呼ぶと思います。プレゼント等の選択で迷った場合は、重い方を選ぶと良いと思います。
6.お箸のしなり:プレゼント選びとしては、あまり気にならないのですが、竹の材質等のお箸を選ぶとしなりやすい等の特徴があります。管理人は、しなりやすいお箸が好きですが、プレゼントとして贈る場合は、しなりを前提に使っていると、急に折れたりもするので、好んでは選ばない方がよいと思います。
7.お箸のデザイン:デザインも非常に重要です。水玉模様やトンボのような生き物の模様が入っているもの等、色々あります。最近では、最近ではサステイナブルな生活に注目されて、マイ箸を常に携帯する人たちも増えているので、オシャレなデザインのものを選ぶと良いのではないかと思います。また、箸ケースが付いているものもありますので、箸セットという観点から選ぶのも良いかと思います。
何膳もお箸があると困るのではないかと思うかもしれませんが、お箸の大半は、お口に運ぶものであるため、塗料まで天然素材でできていたりします。そのため、自分たちが思っている以上に寿命は短いです(塗り箸であれば、一年程度)。プレゼントとしては、良いことづくしのアイテムなのではないかと思います。
プレゼントは、人を幸せできる大きな力を持っています。その力を最大限に発揮させましょう!!